シンプル(simple)

「シンプル」って言葉が結構スキで良く使う。
辞書で意味を調べてみると、
「単純なさま。また、飾り気やむだなところがなく、簡素なさま。」
まぁ、こんな感じに違いないと思うが、物事には複雑な事が多すぎるので、シンプルは意外に簡単なようで難しい。
 
自分自身も人間関係も世の中も複雑になりがちだし、実際にそう単純には行かない。
人間の身体の仕組みも、ゲノムやら遺伝子やら、細胞とか神経とか感情や本能など・・・色々な物が絡み合って、もの凄く複雑なのだ。
さらに、微生物や細菌やウイルス、動植物に原子やエネルギー、言語や法則、法律、恋愛感情、政治に宗教、国語、算数、理科、社会、さらには昆虫、アル中、宇宙とか・・・あげればきりがない程、世の中は複雑で難しい。単純には行かないものだ。
 
しかし、ワタシのようなタダの人にとっては、あまり複雑すぎると思考回路はオーバーヒート、さらには停止してしまう。
なので必然的に、出来るだけ簡単に「シンプル」に物事を捉え、やさしく単純にココロの赴くまま(あまり考え過ぎず)に生きていくすべを身につけているのかも知れない。このすべを身につけるには、それなりの時間と経験も必要だった訳だが、その結果出逢った言葉の一つに「シンプル」さんが居たのだ。
言葉の前に、この「シンプル」さんを付けると、それだけで少しはホッしたりするのだ。
例えば、シンプルライフとか、シンプルデザインとか、シンプル構造とか、シンプルな愛とか・・・、何だかこれだけでも安心でわかりやすい気になるではないか?。
「シンプル」の話しをしていて、複雑な文章になっている気もしないでもないが・・・(笑)。
ともかく「シンプル」はイイのだ。