夕焼け空の西南西に金星が、そして、東には火星がひときわ輝きを増して瞬いている。

夕暮れに、真っ先に輝く一番星が金星だ。(写真の空にポツンとある白い点。ゴミじゃありませんよ)

 
しばらくすると、東の空に火星がみえる。
火星は、10月30日をピークに、約2年ぶりに最も地球に近づいているらしいので、いつもより大きくみえるらしい。
確かに肉眼でもいくらか大きくみえるような気がする。
秋の夜長に天体観測なんてロマンチックだが、回りが明るいと星はあまりよく見えない。
空気が乾燥してキレイで、民家や街灯がなく真っ暗で、空が開けているところが、天体観測には最適だ。
例えば、砂漠の真ん中みたいなところが、一番よくみえることになる。そんな場所で星を見たことはないけれど、聴いた話しによると、空に隙間が無いくらい無数の星が輝いているのだそうだ。まさに満天の星空で、空から星が降ってくる様にみえるらしい。是非、一度はそんな星空を実際に観てみたいと思う。
 
この辺でも、日によっては、かなりの星が輝いている。
しかし、以前ほど、あまり沢山の星が見えなくなって来たような気がしていた。
先日、寝ながら天窓のから見える星がきれいだったので、隣で寝ようとしていた息子に、
「今日は星がきれいにだな」と言ったら、星を見にワタシの布団へやってきた。
「おお!ホントだ。凄く良く見えるね。隙間が無いくらいだ。」と息子は感動して大げさに言った。
ワタシには、明るい星が8個に、その間に微かに星がいくつか瞬いている様にしか見えなかったのだが、子供の時に見た星空をイメージして、
「そうだな。明るい星が8つに、その間に200〜300くらいはあるかな?」と大げさに言うと、
「いや、明るい星だけで・・・・」指でさして数えだし、
「・・・20、、、もっとある。数え切れないよ。」と、言うのだ。ちなみに息子の視力は2.0だ。
息子には、小さな天窓の枠に、数え切れない星が瞬いているらしい。
やっぱり、ワタシの目が悪くなったせい?。
星空が昔ほどよく見えなくなったのは、ワタシの視力が悪くなったことが、一番原因だったのかも知れないな〜と悟ったが、その場は、息子に話しを合わせて、しばし二人で星を眺めていた。