雑巾がけ

宿屋の仕事柄、よく雑巾を使って床を磨くことがある。
この雑巾がけは、仕事的には結構きつい。
客室には、無垢の木の床が多く、面積が広いのでとても大変なのだ。
雑巾を固く絞って、力を込めて床を何度も拭いていき、
雑巾に汚れが付かなくなるまで繰り返す。
何度も雑巾をゆすぎ、挫折のポーズ(orz)で床を拭く。
数年前までは、あまりやりたい仕事では無かった。
いろんなタイプのモップを使い工夫をしてみたが、
やっぱり雑巾に勝る物はなく、しぶしぶ雑巾がけをしていたのだ。
それが、ある時から結構好きな仕事になっているのに気が付いた。
何で、好きになったのかはっきりとした理由は思い当たらない。
「克服できた」という表現が一番近いかも知れない。
嫌いな仕事でも、やらない訳にはいかないので、やり続けて来た結果なのだと思うが、きれいにするのは気持ちがいいものだ。
完全にきれいにするには、きりが無いので、
どこかで妥協はしているのだけれども、
自分が納得できるまで妥協をしないでやり遂げた後の
満足感はたまらない。
結構疲れますけどorz