今日から新学期

あっと言う間の春休みが終わり、今日から新学期が始まった。
娘は小四に、息子は中三になった。早いものだ。自分が子供の年齢だった頃が、ついこの前のように感じて、とても懐かしい。
ワタシが小学生の頃は、新学期になると下駄箱の所にクラス分けの紙が貼られ、それを見て初めて自分が何組で、誰と一緒になるのかが分かったのだ。「担任はどんな先生かな」とか、「仲の良い友達と一緒のクラスになれたかな」とか、密かにスキだった女の子と同じ組になれる事を願って、とてもワクワクしてみんなで大騒ぎをしたものだ。
娘に聞くと今もその仕組みは同じらしい。しかしクラスの数は全然違う。ワタシの子供の時は、5〜6クラスくらいは普通にあったと思う。大きな学校では10クラスを越えていたと思う。娘の学校は、この街で一番大きな学校だけど、2クラスしかない。しかも1クラス20人ほどだ。人数が少ないと、クラス替えの醍醐味も少なくなってしまうかもしれない。クラスの半分が入れ替わるだけだから仕方ない。そして娘の担任は三年の時と同じ先生だった。とても優しい先生なので娘は喜んでいたが、三年の最後に、お別れの手紙まで書いて渡していたので、少々拍子抜けしたかも知れない。
何はともあれ、こうして新学期が始まった。新学期を祝うように、桜の花がきれいに咲いている。子供らは、また一つ大人の階段を登ってゆく。ワタシは、さらに年輪を重ねて、しっかりと大地に根を下ろした桜の木のように成りたいものだが、道のりは険しい。