プール掃除

もう夏?。
春を通り越して、夏がやってきたような日だった。
毎年、ゴールデンウイークに合わせて、宿にある小さなプールのプール開きをしている。今年はいつもより少し早めの準備で、昨日の晩に水を抜いておいて、今日は朝からプール掃除をした。
プールの中は、葉っぱやヘドロのようになった泥が沢山溜まっていて、その中にはイトミミズやアメンボなどと一緒に、カエルも一匹生息していた。
プールの底に溜まった葉っぱや泥は、どぶ川の匂いがしてとても臭いが、そのまま流すと排水溝に詰まってしまうので、できるだけすくい取らなくてはならない。そして最後に、デッキブラシで汚れをこすって洗い流せば良いのだが、今日の様に晴れて暑いと、汚れが直ぐに乾いてしまい、こびりついて落ちにくくなり大変なのだ。ブラシに力を入れて何回もこすらないと、きれいにならない。そして、洗った側から直ぐに水で流さないと、また乾いてしまう。端から少しずつ、水の流れに沿って、こすっては流しを何回も繰り返して行くのがよい。
しかし、今日は暑かった。半袖でも汗だくになって作業を続けた。プールの中とプールサイドに、イスやテーブルなど、片っ端に洗っていった。きれいになるのは、すがすがしく気持ちが良いものだ。
しかし、あっちこっち古くなっているから、メンテナンスも大変だ。
プールサイドの柵のペンキが、かなり剥がれていてペンキを塗り替えなくてはならないので、この機会に塗り替えをやってしまうことにした。高圧洗浄機で、剥がれかけたペンキを剥がし、吹き飛んだペンキの破片と水しぶきを浴びながら、全ての柵の下地を整え、プールの掃除が終わった頃には、もう日が暮れて寒くなっていた。
買い物から帰ってきた、かみさんに「ビール飲んだの?」と、言われるほど顔が赤く日焼けしていた。
そして、明日は柵のペンキ塗りの予定だ。