一週間遅れの

caph7772005-11-13

昨日、夕食を食べ終わってから事務所に居たら、娘に呼ばれて再び食卓へ戻ると、バースデーケーキが待っていた。
この歳になって、誕生日のイベントなんて別に気にもしていなかったのだけれど、
目の前に、ロウソクの灯ったケーキを置かれ、ハッピーバースディーなんか歌って貰うと、リアクションに困る。
気持ち的には、とても嬉しいのは確かだが、子供のように素直には喜びを表すことが出来ず、照れながら、ローソクを吹き消して、ハーモニカでハッピーバースディーの曲を吹いて盛り上げるのが、精一杯だった。
子供達は、ケーキの上のチョコを取り合いしたり、ケーキを食べる事に夢中だったけれど、
ワタシは、飯を腹一杯食った後だったので、さすがにケーキを食べる気にはならなかった。
 
丁度、一週間遅れの誕生日だった。
 
先週は、かみさんも娘も出かけて家に居なかったので、息子と二人で普段と変わらず食事をしていると、
息子が、そう言えば父ちゃん誕生日じゃないか? 
「おめでとう」と、ぼそっと言った。
ワタシも、小声で「ああ」と言ったきりだった。
 
人を喜ばせることはスキだけれど、それが自分の事になるとダメだ。
家のじいちゃんも、オヤジも、たぶんそんな感じだった様に思う。
日本人気質なのだろうか。
 
ま、本当は先週少し寂しい思いをしていたのだが、
きっと、娘とかみさんがこっそり計画していたのだろうけれど、
一週間遅れでもハッピーバースディーでした。
「・・・ありがとう…」