兄弟

若貴兄弟を見ていると、痛々しい。むかしの仲が良かった時の印象があるだけに、余計そう感じるのかも知れない。
もちろん、本当の事はわからないけれど、テレビのインタビューや映像から伝わってくるのは、二人ともとても苦しそうだと言うことだ。
お互いに、自分の大切だと思っている部分を守るがゆえに起こることで、言い換えれば自分を守るために、失ってしまうことも大きいようだ。
すれ違っている部分は、たぶん僅かなすれ違いだと思うけど、なんで全てに於いてすれ違っていなくてはいけないのかなぁと、感じてしまう。
人間の心は一つしかないのかな?。一つの感情が湧き上がると、他のことは見えなくなってしまうようだ。
ワタシも人の事をとやかく言える立場ではないが、他人のことは何故かよく見えてしまうから不思議だ。
お互いにかみ合っている部分と、かみ合っていない部分を一つ一つ分けて考えば、感情も少しずつ分けてほぐれていくように思うのだが、実際は複雑に絡み合っていてそうは上手くいかないのが現実のようだ。
 
最終的に求めているものが同じなら、方法や道順が違っていても、いつか一緒になれると信じている。
 
実は、ワタシは8人兄弟の次男なのだが、いまでは2人を残しみんな所帯を持って独立している。それぞれがそれぞれの守るべき家族や立場を持っている。昔のように自由奔放に交わる訳には行かなくなるのも当然だ。交流も年に何度も出来ない。年々、遠い関係になって行くように感じる。
しかし、兄弟であることは変わらないし、何かあったら真っ先に力になってやりたいと思う気持ちは変わらない。