家庭訪問

外でデッキの修理をしていると、どっかで見覚えのあるおばちゃんが、「こんにちは〜」とやってきた。
保険のセールスかなと一瞬思ったが、あ、先生だと直ぐにわかった。3年の時も同じ先生だったので、何度か会った事があったのだが、まさか今日、家庭訪問があるとは知らなかったので、少し面食らった。
家にいるかみさんの所へではなく、屋外で仕事をしているワタシの所へ先生はわざわざやってきて、挨拶してくれたのだ。うちでは、子供の遊びはワタシで勉強はかみさんと、何となく担当が決まっているので、直ぐにかみさんを呼んで先生を家に案内して、後はかみさんに任せて、ワタシは仕事に戻った。
ワタシの子供の時は、家庭訪問と言うと、とても嫌だったのを覚えている。何故かというと、家庭訪問のあとに、決まって母親から小言をもらうからである。学校では、運動以外とてもほめることのできない子供だったのだから、仕方ないと思うが、先生が母に何を言うのかとても気になり、逃げ出したい気分になったのを思い出す。
娘の先生がどんな話しをしているのか、全く気にならなかったが、先生が帰った後に、一応かみさんに何て言ってたか聞いてみた。すると、娘は「明るくて、元気で活発で何の心配も在りません。」と言っていたらしいが、それ以外はうちのバカ犬の話しや、世間話をしていたようだった。そうじゃなくて、悪い所は何か言ってなかったのかと更に聞くと、これといって何も言ってなかったらしい。
ワタシの子供の時とは大違いなので、うれしいやら、恥ずかしいやら、逆に少し心配になってしまった。
親ばかならぬ、親のがバカですから・・・・残念!。