規則正しい生活

大工さんを見ていると、とても規則正しい生活をしているように見える。
朝、7時30分に現場に集合して、段取りの打ち合わせなどをし、8時前には仕事に取りかかる。10時から30分お茶休憩。12時から1時間お昼休み。昼食後、昼寝をしたり、ノミを研いだりしている。3時から30分、お茶休憩。一般の大工さんは夕方5時で終わりなんだろうが、家に来ている大工さんは、6時過ぎまで仕事をして、その後片付けなどをきちんとしていくので、帰るのは7時近くになる。
分かりやすく時系列で書くとこうなる。
 

  • 7:30  現場集合 (打ち合わせ、準備など)
  • 8:00  仕事開始(8時前には始まっている)
  • 10:00  お茶休憩(実際には10時10分くらいからになる)
  • 10:30  仕事
  • 12:00  昼食 (昼欲は弁当とお茶を持参している。食後、昼寝や道具の手入れなどをする)
  • 13:00  仕事
  • 15:00  お茶休憩 (このお茶の時間だけ、家でコーヒーや紅茶などとお茶菓子を出している)
  • 15:30  仕事
  • 18:00  片付け (仕事を終えて、道具の片付けや、養生、掃除などをする)
  • 19:00  帰宅

 
帰宅後の事は知らないけど、風呂に入ったり、メシを食ったり、晩酌をしていたりするのだと思われる。
休みは日曜日だけだ。仕事も肉体労働で結構ハードだと思うが、時間通りに繰り返される。
家の現場にきてもう1ヶ月半が過ぎたが、大工さんは毎日この時間割通りに規則正しい生活を送っている。
こんな規則正しい生活に憧れたりもするが、ワタシの場合は、暇なときと忙しい時のギャップがありすぎて、とてもこのように規則正しい生活はできない。
朝は大抵7時には起きるが、仕事の始める時間やメシの時間やお茶の時間など、全くいい加減で規則などない。腹が減ったら飯をくって、お茶が飲みたければ飲み、仕事しないとやばいときは、休む間も無く仕事をし続けるという感じで、特に忙しい日と暇な日では、まるで変わってしまう。暇な日でもやることは山ほどあるのだが、実際にはあまりやる気が起こらない。やらなくても怒る人もいないので、自分で律するしかないのだ。
しかし、大工さんのように規則正しく一生懸命働いている人を間近に見ると、ワタシも少しはしっかりしないといけないと感じ、なぜか気持ちが焦って落ち着かなくなるのだ。
一難去ってまた一難というが、一仕事終え、また次の一仕事がやってくる。いつまで続く事やらわからないが、早く仕事しないでも飯が食える生活をしたいと思う。
でもその前に、しばらくは今の仕事を続けて、まずは借金を返して子供を社会に送り出してからになりそうだ。