若いときの苦労は勝手でもしろ

今日、先日100円で買った、映画「トキワ荘の青春」を観た。
これは、手塚治虫藤子不二雄石森章太郎赤塚不二夫などの漫画家が青春時代に暮らしていたアパートを舞台にした物語なのだが、とても忠実に再現しているので、この映画はたぶん、マニアか在る程度その時代を経験した人じゃないと解りづらいかも知れない。
トキワ荘から漫画が売れて出て行く人や、マンガを諦めて出て行く人、新たに入ってくる人、そこで必死に頑張る人など、それぞれの心情や友情などが、とても淡々と描かれている。派手さが無いので非常に解りづらいのかもしれない。
ワタシは、とても懐かしいと共に、気持ちを共有できる部分が多く面白かった。
特に、今はみんな神様みたいな人たちも、若い頃のマンガに対する情熱や、なかなか売れない苦労や貧しさ、共通の夢を持つ若者の友情など懐かしく思えた。懐かしく思える時点で、ワタシもかなり年なのかも知れないけれど、「若いときの苦労は買ってでもしろ」とは、よく言ったもので、まさに苦労は人を強くしたり、大きくしたり、将来の成長には欠かせないものではないだろうか。「三度の飯より好きなことを仕事にしろ」とも言うけれど、空腹に負けない情熱も必要だ。また、苦労を分かち合ったり夢を共有出来る友情も大切だ。
しかし、現代は甘い親や過保護な親や、裕福な家庭が多いから、トキワ荘の様な環境や昔のことわざは通用しないのかも知れない。
若者よ!。そんなに甘い考えでは、夢は手に入らないかも知れないぞ。
あえて、親や環境に守られた生活から踏み出すために、「若いときの苦労は勝手でもしろ」と言いたい。
ワタシの勝手な意見ですが、自分次第で自分の人生に花を咲かせて欲しい。